日本酒よもやま話     3.辛口志向の方へ

どんなお酒が好きかと尋ねると「辛口のお酒がいい」という答えが返ってくることが多いのですが、辛口のお酒とはどんなお酒でしょうか?


ひとつの目安として数字で日本酒の甘辛を表す指標としては「日本酒度」というものがあります。お酒のラベルに記載してあるものもありますし、酒屋さんなんかで明示しているところもありますので、目にしたことがあるのでは?


ちょっと寄り道。日本酒度とは… 日本酒の比重を調べることによりその日本酒に含まれるエキス分(主として糖分)の割合を表すものです。
        「+(プラス)」の数値が大きくなるほど辛口
        「−(マイナス)」の数値が大きくなるほど甘口

と言われます。最近の日本酒は辛口のものが人気のため、全体的に辛口を造る傾向にあり、日本酒度の平均値は +2 くらいのようです。         


でもね、実は同じ数値の日本酒度のお酒であってもその他の条件が違えば、甘辛の感じ方は異なってきます。温度、酸度、アミノ酸度、醸造方法…etc、感じ方を変える要因は様々です。
当たり前のお話ですが、自分好みのお酒を見つける一番の方法は自分で飲んで確かめることですね。日本酒度やその他の数値などにちょっと目を向けて飲み比べたりすると結構お酒の特徴が掴めておもしろいかもしれません。 


甘口・辛口など先入観にとらわれず いろいろ試されると新しい好みが発見できるかもよ〜。

                
 

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