日本酒よもやま話     4.和らぎ水のススメ

「日本酒は美味しいけど、飲むと次の日がツライからねぇ…」

こう思われている方が多いようで残念。
上手に飲めば日本酒も二日酔い知らずで美味しく飲めるのです。


まずは二日酔いの仕組みをご説明
お酒に含まれるアルコールは体内で一旦「アセトアルデヒド」という毒性物質に変わります。
この毒性物質は肝臓から分泌されるアルデヒド脱水酵素により無害な酢酸に分解され、さらに酢酸は血液の流れに乗って全身を巡り炭酸ガスと水に分解され汗や尿などとして体外に排出されます。
二日酔いになるのは、肝臓のアルコール処理機能を上回る量のアルコールを摂取したために処理が追いつかず体内に有害物質が残ってしまうからです。つまりは「飲み過ぎ」が原因。
何とも当り前の話ですが…。


日本酒を飲むと二日酔いになることが多いと言われる方は、日本酒の口当たりの良さについつい飲みすぎて…という方が多いようです。焼酎もビールも飲みすぎれば当然二日酔いに。


二日酔い防止に日本酒造組合中央会が推奨するのは
「和らぎ水(やわらぎみず)」
洋酒で言うところの「チェイサー」。
日本酒を飲みながら飲む水です。

 ・アルコール濃度を下げる
 ・アルコール摂取による脱水症状を防ぐ
 ・口内をリフレッシュすることでお酒も料理も
より美味しく
  味わえる
 ・飲みすぎを防ぐ

などなど良いことだらけ。
「酒を飲む時に水は要らない」なんて頑固なことを言わず、ぜひ水と一緒に日本酒を楽しんでください。
img/photo/shikomimizu.JPG
宇部市・永山本家酒造場の
「貴」仕込み水


                 
日本酒よもやま話 TOPへ